Forest Baubiologie Studio,森林・環境建築研究所

 
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03 森林共生住宅への手引き
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工業製品に頼り過ぎない生活スタイルのススメ

家電製品など工業的な波動から距離をとる

現代住居の内部はある統一リズムで溢れています。電磁波や電界、電子音や照明など、交流電圧 サイクル50Hz/60Hzから生ずるものです。これは言うまでもなく人為的な発電コイルの回転数によるもので、1/fでゆらぐ、調和のとれた自然のリズムとは関係がありません。

現代の私たちは都市に住み、自然とのつながりを断ち切り、常時均質な環境を固持している居住空間の中で、たくさんの「便利な」電化製品に囲まれて生活しています。しかし、利便性と引き換えに、知らぬうちに健康が損なわれているとしたらどうでしょうか?

電化製品に囲まれた生活環境によるものと考えられる、健康不良の症例報告は近年増加傾向にあります。LEDブルーライトの影響による睡眠障害や、スーパーやコンビニなどの大型冷蔵庫から発生する低周波振動騒音による頭痛などの不調、蛍光灯やPCなどの電磁波で体調を崩すという人もいます(WHOでは、症状を認めるものの原因の特定はできないとしている)。電化製品が発する工業的なリズムと、私たちの生体のリズムが、健康障害の原因となるのか、まだわからないことが多くここで断言することはできません。ただ、できるだけ無理なく自然の摂理に逆らわない暮らし方を選ぶこと、そのほうが健康に良いはずだということには、確信を持っています。

 
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