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8/5(水)書籍発売・予約受付中 落合俊也 (著)『すべては森から-住まいとウェルビーイングの新・基準-』

雑誌『住宅建築』で連載している好評シリーズ、「森と人と建築と」の5年間の集大成が書籍化されました。
世界各地の森と、独自の深い関係を築く活動や人物を紹介したこのシリーズは、落合自らが現地へ足を運び、取材を重ねたもの。森は、医学、芸術、建築、林業など幅広いテーマのすべてにつながっています。
ぜひお手にとってご覧ください。素晴らしい写真の数々もお見逃しなく。

現在、Amazonサイトで予約も受け付けています。
https://www.amazon.co.jp/dp/4863586523

  

<目次>

序章 森林と人を結ぶ数式
試論/森林共生住宅のすすめ
1章  森林ウェルビーイングの先駆者たち
     アーユルヴェーダの試みpart1・2
     フィンランド 森のレイヤ―の教え
     稲本正の今 電子と伝統の森から
2章 タイムマシンを生み出す森
     サウナの源泉を探る
     東京里山秘話「鎌田鳥山」
3章 熱帯雨林の環境リアリティー 
     Laki Senanayake Art and Forest part1・2・3
4章 木材に投影される森の力
     月齢伐採と榊原正三の一味
     対峙と共生の技術part1・2
     住まいに家具の森を
終章   神の棲む森の掟
     ウイルスと森の呪文

 

<著者>

落合俊也/建築家
株式会社森林・環境建築研究所 代表取締役
INFOM国際自然・森林医学会/理事

著作:和の家新スタンダード(ニューハウス出版)
   杉坂建築事務所の60年(建築思潮研究社)など
受賞:建築環境・省エネルギー住宅賞
   サスティナブル建築賞最優秀賞など

1959年東京生まれ
早稲田大学理工学部建築学科卒業
早稲田大学大学院修了
杉坂智男に師事
2016年㈱森林・環境建築研究所設立

 

<前書きより>

森林はヒトにとって特別な環境である。そこは人類の発祥の地であり、我々の遺伝子の進化が森林環境に大きな影響を受けているからだ。700万年もの時間をかけて進化してきた人類は、たまたま石油や石炭という化石燃料を発見したことで、太陽リズムに寄り添う光合成のリズム(森のリズム)から逸脱した生活を送るようになった。太陽エネルギーがなくても石油の力で活動できるようになれば、もはや昼も夜もない。だから、森のリズムに従う必要もなくなってしまった。森のリズムに即した活動から離れた途端、経済は無秩序に拡大し、人口の爆発的増加が起こり、地球環境はその破壊のスピードを早める。自然から逸脱した環境は、私たちの体や精神に不安定な状態を強いている。
今ここで、私たちは遺伝子に組み込まれた意識下の本能を再起動させなければ、同一地球生命体の仲間と今後共存するどころか攻撃される存在となってしまうだろう。多くの犠牲者を生み出している新型ウィルスも、本来は私たちを脅かす存在ではなかったはずなのだ。
この本は、そのゴール(SDGS:持続可能な開発のための2030国連アジェンダ)に至る指針を脇目に見ながらも、現行の試みの中に新しいウェルビーイングへの道筋を見つけるためのドキュメント旅行記のようなものである。国内のみならず国外の事例として、森と独自の深い関係を築いた活動や人物を紹介することで、読者の皆さんには森と健康と建築をつなげる発想を自由にふくらませていただくことを意図している。
各々のテーマは医学、芸術、建築、林業など多岐にわたっていて、一見互いに無関係に見える。しかし、その全てのテーマの中心には森がある。したがって一見脈絡のないように見える各々のテーマは、森を連結点としてお互いに繋がっている。そのことでより統合的な視野が育ち、新しいインスピレーションが生まれ、それが次世代の価値の創造につながるのではないかと期待する。

 

<出版社:建築資料研究社 から>

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建築、健康ウェルビーング、林業、エコツーリズムにその他、
森林や木材に興味のある幅広い読者におすすめのドキュメンタリータッチのインスピレーションアップ啓発書です。

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